
こんにちは、大林(プロフィールはこちら)です。
「どうすれば幸せになれるのか?」
「自分にとっての幸せってなんだろう?」
今日は、こういった疑問のヒントになればと思い、「幸せになる人・なれない人の違い」というテーマでお話します。
目次
「幸せ=●●」と言語化(紐付け)しない方がいい
「幸せ」というテーマを考えると、よく、「~~になったら幸せ」「~~を手に入れたら幸せ」といった考えが出てきます。
例えば、以下のような感じです。
- 収入(お金)が多ければ、幸せ
- いい会社に就職できたら、幸せ
- 昇進したら、幸せ
- 結婚できたら、幸せ
- Facebookのいいね!の数が多いと、幸せ
- (社長の場合)社員数が多ければ、幸せ
つまり、無意識に、「幸せ=●●」のように結びつけてしまっているのです。
実は、こういった「幸せ=お金」「幸せ=結婚」のような無意識な紐付けが、あなたの幸せを阻害しているのです。
では、なぜ幸せを言語化する(無意識に何かと紐付ける)ことが、幸せになるのを阻害してしまうのか?
これを説明するために、とある実験のお話をします。
カップルの別れる確率についての実験
カップルの別れる確率について、こんな実験が行われたそうです。
研究者は、いろいろなカップルに対して、「相手のどこが好きなんですか?」と質問しました。
するとカップルはそれぞれ、以下のような感じで答えるわけです。
つまり、「相手の好きな部分を言語化した」わけですが…
なんと、このように言語化したカップルの方が、別れる可能性が高くなったのです。
なぜでしょうか?
簡単に言うと、「好きな部分を言語化すると、その部分が崩れた時に、愛が弱くなるから」です。
あなたも感覚的に分かると思いますが、「好き」という気持ちは、言葉にできるほど単純なものではありません。
あえて言うなら、「好き」という気持ちは、非常に曖昧な感覚なのです。
それを無理に言葉にすると、本当はそれ以外にも相手の良い面はたくさんあるはずなのに、言語化した部分に無意識にフォーカスしてしまうことになります。
結果、その部分が崩れてしまうと、相手への愛が薄れてしまうのです。
「幸せ」も「好き」と同じで曖昧な感覚。言語化は逆効果
「幸せ」という気持ちも、これと同じです。
「幸せ」という気持ちも、言葉で言い表せるような単純なものではないのです。
なのに、無意識に「幸せ=●●」というように、言葉にしてしまう。
言葉にすると、「●●が足りなくなったり、なくなってしまうと、幸せじゃない」ということになります。
でも、幸せは「●●」だけではないはずですよね。
このように、むしろ「あえて言語化しない」方が、幸せになれるのです。
幸せを引き寄せるヒント
では、幸せになるには、どうすれば良いのか?
そのヒントは「幸せを感じる練習をすること」です。
現代人は、感情を深く感じる機会が少なくなってしまっています。
- 仕事で忙しい
- SNSでいつも誰かとつながっている
- ラインがひっきりなしに来て、返信が大変
このように、技術の進歩とともに、無駄な忙しさが生まれてしまい、感情(幸せ)をゆっくり感じきれていないのです。
そのため、感情を感じる練習をすることをお勧めします。
「なんかやりたい!」「なんか楽しそう!」という感覚に従う
幸せを感じる練習でお勧めなのが、「なんかやりたい!」「なんか楽しそう!」という感覚に従うことです。
人間は、好きなことをやっている時が、一番パワフルです。
なおかつ、その人自身は好きでやっているので、まったく疲れません。
- 好きな映画を観に行く
- 読みたかった本を読む
- 会いたかった人に連絡する
- 行きたい場所に行ってみる
- 自分がやりたいことを、人に話してみる
この時、損得勘定で動くのは、お勧めしません。
「こんなことやっても、お金にならないし」とか「こんなこと、誰にも評価されないし」とか、そういったことは関係ないのです。
損得勘定というのは、理性の判断です。
幸せは、理性で感じるものではありません。
損得勘定が入った時点で、幸せからは遠ざかります。
そういった意味では、「この仕事、お金にはならなそうだけど、なんかやりたい!」という仕事があれば、やってみることをお勧めします。
こちらについては、以下の記事でも解説していますので、ご参照下さい。
>> 好きなことを仕事にする方法。お金は絶対についてくる
こういった、「なんかやりたい!」「なんか楽しそう!」ということを続けていると、徐々に幸せを感じられるようになってきます。
すると、言語化されない「なんか幸せ!」という感情に気付けるようになります。
まとめ:「幸せになる」ではなく「幸せである」ことが大切
結局、「~~だから幸せ」のように、幸せになることはできない。
私はそう感じています。
そうではなく、「幸せである(ことに気付く)」ことのほうが、よほど大切なのです。
「Become Happy(幸せになる)」ではなく、「Be Happy(幸せである)」ということです。
結果ではなく、その過程が全て楽しくて、幸せなのです。
そういった意味では、人生はいつも幸せなのでは?と感じる今日このごろです。
あなたの気付きになれば幸いです。
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