
こんにちは、大林(プロフィールはこちら)です。
Googleの研究者が、「幸せになる方法」を発見したそうですので、シェアしますね。
目次
Googleが証明した、「幸せになる方法」とは?
(参考記事)幸福の脳内物質 「人は何を考えているときが一番幸せか?」 脳波スキャンで解明される
Googleの研究者である、チャディー・メン・タン。
彼は、多くの人の脳をMRIでスキャンし、「何を考えているときに、人は一番幸せになるか」を調査しました。
その結果、最も幸福度が高かったのは、とある僧(お坊さん)だったそうです。
では、その僧は、何を考えていたのか?と言うと…
幸せの原点は、「思いやり」の心だった
その僧は、「思いやりを持っている状態の時に、最も幸福度が高まった」そうです。
確かに、思い返せば、自分のことばかり考えている時は、不安や心配ばかり頭に浮かんでくるように思います。
仕事の心配、家族の心配、健康の心配、などなど…。
一方、自分以外の人のためを思っている時は、温かい気持ちになれます。
例えば、プレゼントを選んでいる時は、選んでいる時間が楽しかったりするものです。
「与えるものは与えられる」という言葉もありますが、幸福度においても、これは事実だったのです。
仏教が教える、幸せのための7つの習慣
さて、「思いやりの心を持つ」ことが大事であることは分かりました。
では、具体的に何をすればいいのか?
ここで参考になるのが、仏教の「無財の七施(むざいのしちせ)」という考え方です。
これは、「財産がなくてもできる施し」という意味です。
以下に、無財の七施を表にして記載します。
1.眼施(げんせ) | 思いやりの眼差しで接すること。 「目は口ほどに物を言う」とも言いますよね。 目を通して気持ちが伝わり、お互いが打ち解けるのです。 |
---|---|
2.和顔悦色施(わげんえつじきせ) | 笑顔で接すること。 いつも和やかに、穏やかな笑顔でいよう。 笑顔に対して、嫌な気持ちを持つ人はいません。 |
3.言辞施(ごんじせ) | 優しい言葉をかけること。 難しく考えなくても、挨拶もその一つ。 「おはようございます」「こんにちは」「ありがとう」「お疲れ様」相手を思いやる、優しい言葉で接しよう。 |
4.身施(しんせ) | 自分の身体で出来ることをすること。 例えば、以下のようなことを進んで行うことです。
思っているだけでは伝わりません。行動を起こしましょう。 |
5.心施(しんせ) | 他者のために心を配ること。 共に喜び、共に悲しむ、ということ。 感情を分かち合えば、喜びは2倍に、悲しみは半分になります。 |
6.床座施(しょうざせ) | 席を譲る、場所を譲ること。 電車の優先席などの物理的なものに限りません。「地位」なども含みます。 「自分のもの」として所有するのではなく、「皆のもの」として共有しましょう。 |
7.房舎施(ぼうじゃせ) | 自分の家に、おもてなしすること。 「人を家に泊めてあげる」「ご飯にお誘いする」「来客を暖かくおもてなしする」 掃除し、整理整頓し、来客が穏やかに過ごせるようにおもてなししよう。 |
自己満足の思いやりでいい。周囲の評価は関係ない
「見知らぬ人に優しい言葉をかけても、怪しまれてしまうのではないか…?」
「自分がしたことが、かえって迷惑だと思われないだろうか…?」
無財の七施を実行しようとして、こういった不安が出てきた人もいるかもしれません。
結論から申し上げますと、こういった心配は不要です。
アドラー心理学を解説した本「嫌われる勇気」にも、このようなことが書かれています。
自らの生について、あなたにできるのは「自分の信じる最善の道を選ぶこと」、それだけです。
一方で、その選択について他者がどのような評価を下すのか。
これは他者の課題であって、あなたにはどうにもできない話です。
つまり、「自分が良いと思ったことをやろう。相手がどう感じるか?は相手が決めること。相手の課題であって、自分の課題ではない」ということです。
相手がどう感じるか?どう思われるか?
これは、自分ではコントロールできません。
であれば、自分は自分ができることをする。
自分が一番いいと思ったことをする。
それでいいのです。
まとめ:結局、「与えるものは与えられる」なんだ
いかがでしたでしょうか。
幸せというのは、誰かに与えられるものではありません。
何かを手に入れたからとか、地位が上がったとか、有名になったとか、そういう外的要因で得られるものではありません。
外的要因で得られるのは、一時的な喜びではあっても、長期的な幸福感ではありません。
結局、「与えるものは与えられる」なのです。
自分から与えること、それ自体がすでに幸せなことなのです。
私も、無財の七施を意識して、日々を送っていこうと思います。
参考になれば幸いです。
得られた学びや気付きをぜひコメントして下さい。運営の励みになります^^