
こんにちは、大林(プロフィールはこちら)です。
先日、知り合いの農家の方に、こんな相談を受けました。
でも、正直、仕事が好きじゃないんです…。
この相談に対しての私からのアドバイスを、ここでシェアしたいと思います。
親(実家)の仕事に対して、前向きになれない方がいたら、ぜひ参考にしていただければt幸いです。
目次
実は「仕事そのものが嫌い」なわけではない
「親から継いだ仕事が嫌い。好きになれない…」
こういった気持ちを持つ事情は、人それぞれだと思います。
先ほどの農家Aさんもそうでした。
Aさんも、「農業は、きつい・汚い・危険の3Kですし…」と話していました。
しかし、実は、「仕事そのものが嫌い」という訳ではないことも、多々あるのです。
どういうことか?
と言いますと…
根本的な原因は、「両親との関係性」にある
結論から言うと、「親から継いだ仕事が嫌い」な根本原因は、仕事そのものではなく、「両親との関係性」にあったりします。
言葉がアレですが、「両親への復讐のために、わざと仕事を嫌いになっている」ということがあるのです。
分かりやすく説明しますね。
両親への復讐のために、わざと仕事を嫌いになる例
先ほどの、農家Aさんを例に説明してみます。
Aさんのお父さんは、仕事へのこだわりが強く、とても頑固な性格。
Aさんが幼い頃から、家族にもずっと厳しい姿勢でした。
そんなAさんは、本音を言うと、お父さんにもっと一緒に遊んでほしかった。
お父さんに愛してほしかった。
しかし、その愛情を得られなかったAさんは、無意識に復讐し始めます。
無意識に「お父さんが自分を愛してくれないなら、自分もお父さんを愛さない」と決意するのです。
お父さんに反抗し、お父さんが愛している仕事を嫌いになることで、無言の復讐を果たすのです。
つまり、時系列でまとめると、以下のような感じです。
- Aさんのお父さんは、とても頑固。
- Aさんは、もっとお父さんに愛してほしかったが、期待した愛情は得られなかった
- そのため、無意識に復讐し始めた
- お父さんが愛している仕事を嫌いになることで、復讐を果たす
つまり、「農業は3Kだから嫌い」というのは、もっともらしい理由ですが、そこが真の原因ではないのです。
「農業は3K」という、もっともらしい理由を持ち出して、無意識にお父さんに復讐しようとしていた。
それが真相だったのです。
しかし、本当は「愛されたかった」
ただ、本心では、Aさんは「お父さんに愛されたかった」のです。
「愛されたかった」という悲しみ・寂しさが、怒り(復讐心)に変わってしまった。
ただそれだけのことです。
怒りは「二次感情」
最初に出てくる感情ではなく、その下には、悲しみや寂しさといった「一次感情」が隠れているのです。
詳細は、以下のページでも解説していますので、ご参照下さい・
これを解消するには、どうすればいいか?
と言いますと…
「愛されたかった」ということを、思い出すだけでOK
実は、「あぁ、自分は、お父さんに愛されたかったんだ」ということを、思い出すだけでいいのです。
不思議ですが、思い出すだけで、自然と怒り(復讐心)が和らいでいきます。
その結果、仕事に対する嫌な感覚がなくなったり、父親との関係が良好になったりします。
「思い出す」=「思い」を「出す」デトックスのようなもの
「思い出す」というのは、「思い」を「出す」という意味です。
つまり、ある意味、デトックスのような効果があるのです。
これまで心の奥に隠して、見ないようにしていた「愛されたかった」という思い。
それを出してあげるだけで、自然とデトックスされて、いい方向に進んでいくのです。
実際、Aさんも、「お父さんに愛されたかったんだ」ということを感じきってから、農業への嫌な感覚がなくなったそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
もちろん、ここで挙げた例は、Aさんの例です。
必ずしも万人に当てはまるものではないかもしれません。
しかし、子供の頃の両親との思い出の中に、自分のブロックになってしまっているものがあり、それが原因で仕事が好きになれない…ということは、結構あるのです。
子供にとっては、親は絶対的で大きな存在なので、その影響を強く受けてしまうんですね。
あなたも、ぜひ、仕事そのものではなく、両親との関係性にフォーカスしてみて下さい。
きっと、新たな気付きが得られるものと思います。
参考になれば幸いです。
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