
こんにちは、大林(プロフィールはこちら)です。
「仕事にやりがいが感じられない…」
「月~金まで、同じことの繰り返し…」
「土日に憂さ晴らしして、また翌週も同じように働き続けるだけ…」
こういった悩みを解消するための、仕事のやりがいの見つけ方&自己成長のための方法を、ご紹介します。
目次
なぜ、仕事にやりがいを感じられないのか?
仕事にやりがいを感じられない理由。
それは、心理学的に言うと、「物質的な欲求しか満たしていないから」と言えます。
どういうことか?
分かりやすく説明しますね。
マズローの欲求5段階説
アメリカの心理学者である、アブラハム・マズローは、人間の欲求を5段階で表現しました。
この図で言うと、「仕事=お金を稼ぐためだけのもの」という意識でいると、いつまでも「安全欲求」までしか満たせなくなります。
安全欲求の段階を、グルグル回っている状態です。
仕事を始めたばかりの頃は、安全欲求がまだ満たされていなかったので、その状態でも満足できます。
しかし、仕事に慣れてくると、安全欲求から上に進めていない訳なので、成長が感じられず、仕事がつまらなくなってきます。
これが、「仕事にやりがいが感じられない」原因なのです。
では、どうすればいいのか?と言いますと…
「プラスアルファの努力」で、やりがいが見出だせる
成功哲学でも有名なナポレオン・ヒルは、こう述べています。
ほんの少しのプラスアルファの努力をした人は、大きな果実を手にすることができる
プラスアルファの努力というのは、簡単に言えば、「与えられた仕事をただこなすのではなく、プラスアルファの付加価値を付けて完了させる」ことを指します。
プラスアルファの努力は、どんな仕事でも可能です。
それを実感していただくために、「三杯のお茶」というお話をしましょう。
「お茶汲み」だって、プラスアルファの努力ができる
時は戦国時代。
豊臣秀吉が鷹狩りにでかけ、休憩のために寺に立ち寄った時のことです。
そこにいた小僧(石田三成)は、1杯目に、少しぬるいお茶を茶碗いっぱい出しました。
豊臣秀吉が2杯目を所望すると、2杯目には、少し熱めのお茶を茶碗の半分くらい出しました。
そして3杯目を所望されると、3杯目には、熱めのお茶を、小さな椀で出したのです。
小僧(石田三成)は、「豊臣秀吉の喉を潤せつつ、お腹がチャポチャポにならないように気配りした」ということです。
豊臣秀吉は、この気配りに感心し、石田三成を家臣に迎え入れたのです。
プラスアルファの努力が、上の段階の欲求を満たしていく
プラスアルファの努力をすることで、欲求の段階を押し上げ、上昇気流に乗ることができます。
つまり、仕事が楽しくなり、自己実現を目指せる、ということです。
このように、「何かプラスアルファの付加価値を提供できないか?」という意識で仕事に取り組むと、自然とやりがいが生まれてくるのです。
最終的に、「自己超越」へと進んでいく
マズローは晩年、欲求5段階の上に、もう一つの段階があると発表しました。
それが、「自己超越」の段階です。
この段階は、「自分のエゴや利益を一切考えず、他者を豊かにしたいという思いで行動している」段階です。
世の中の偉人と呼ばれる人を思い浮かべると、この「自己超越」に達していたことがよく分かります。
例えば、Appleの創業者である、スティーブ・ジョブズ。
若くして億万長者となった後も、自分の年収を1ドルにして、精力的に働き続けていました。
膵臓がんを患いながらも、最後までビジョンを追い求めていました。
スティーブ・ジョブズの言葉に、こんなものがあります。
われわれは、宇宙に衝撃を与えるために存在しているんだ
これは、「自己超越」を上手く言い表した一言だと思います。
「作業」ではなく、「仕事」をしよう
仕事を「単なる作業」とするか?
それとも「(真の意味での)仕事」をするか?
これによって、成長の度合いが大きく変わってきます。
「作業」とは、以下の様なものを指します。
- 言われたことだけやる
- 表面的にやる
- 受動的にやる
一方、「(真の意味での)仕事」とは、以下の様なものを指します。
- プラスアルファの努力をする
- その仕事の意図を汲み取って行う
- 主体的に貢献する
では、仕事に付加価値をプラスするにはどうすればいいのか?と言いますと…
自分が尊敬するあの人だったら、どんな仕事をするだろうか?
お勧めなのは、「自分が尊敬するあの人だったら、どんな仕事をするだろうか?」と考えてみることです。
あなたにも、尊敬する人がいると思います。
それは、あなたのお父さんかもしれませんし、職場の上司かもしれません。
本で読んで知った有名な経営者かもしれませんし、歴史上の人物かもしれません。
どんな人でも構わないのです。
「自分が尊敬するあの人だったら、どんな仕事をするだろうか?」と考えると、いろいろなアイデアが湧いてきます。
ぜひ実践してみてくださいね。
まとめ:やりがいは、与えられるものではなく、自ら見つけ出すもの
いかがでしたでしょうか。
結局のところ、仕事のやりがいというのは、「与えられる」ものではないのです。
仕事のやりがいは、「自ら見つけ出す」ものなのです。
つまり、世の中には、「やりがいがある仕事」も「やりがいがない仕事」も存在しない、ということです。
そうではなく、「その人が、やりがいを見つけ出そうとしているかどうか?」の違いだけなのです。
精神科医・著述家の斎藤茂太さんも、こんな言葉を残しています。
つまらない仕事だと思うのは、その仕事におもしろさを見いだす力がないから。
石田三成がやったように、お茶汲みにだって、プラスアルファの努力を付加できるのです。
あなたの仕事には、どんな付加価値を付け加えられるでしょうか?
ぜひ、ワクワクしながら、プラスアルファの努力を楽しんでみて下さい。
いつの間にか、仕事が楽しくなり、どんどん成長していけます。
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